口呼吸により舌が低位になると、上顎の歯列弓がV字型に狭窄し、叢生(ガタガタの歯並び)や上顎前突(出っ歯)の原因になります。面長(ロングフェイス)になりやすく、顎関節にも負担がかかります。
鼻は空気中の細菌・ウイルスをフィルタリングする役割があります。口呼吸ではこの防御機構が働かず、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。扁桃腺の慢性的な炎症も引き起こします。
口腔内が乾燥すると唾液の自浄作用が低下し、むし歯の発生率が2〜3倍に上昇します。特に前歯のむし歯が多発し、歯肉炎も改善しにくくなります。口臭の原因にもなります。
アデノイド顔貌(面長・口元の弛緩・目の下のクマ)が特徴的です。気道確保のため猫背やストレートネックになりやすく、睡眠の質低下により成長ホルモンの分泌にも影響します。
口唇閉鎖力測定(りっぷるくん)、舌圧測定、咬合力測定などの客観的検査で現在の状態を評価します。
舌の正しい位置の習得、口唇のトレーニング、正しい飲み込み方の練習など、お子様の年齢に合わせたプログラムを実施します。
歯列や顎の問題がある場合は、MFTと並行して床矯正やワイヤー矯正を行い、根本的な改善を目指します。
鼻閉やアデノイド肥大が原因の場合は、耳鼻咽喉科と連携して総合的に治療を進めます。